子どもと遊んでいてスマホを手に取ったのが何回か、数えることもできません。子どもは30分遊ぶのに、私は5分ごとにスマホを思い出していました。子どもが退屈だったのではなく、私が退屈だったのです。なぜそうなるのか、そして30分をどう満たしたのか、年齢別の表と一緒に書きます。
子どもとスマホなしの30分が難しいのは子どものせいではなく、親の方が、繰り返される遊びの退屈さを耐える練習をしていないからです。子どもは同じ遊びを二十回しても新しいのに、大人は三回でスマホを思い出します。30分と決めておき、スマホを別の部屋に置き、遊びを子どもに選ばせれば、退屈は10分ごろに一度通り過ぎ、そのあとはむしろ楽になります。
子どもの遊びは繰り返しです。同じブロックを積んでは崩し、同じごっこ遊びを二十回やる。子どもには毎回少しずつ違う遊びなのに、大人には同じ遊びです。そして大人の一日は短い刺激で埋まっているので、繰り返される遅い遊びに長くとどまる練習ができていません。私は子どもと遊びながらスマホを手に取るたび「ひとりで上手に遊んでいるから」と考えていましたが、実際は、私が耐えられなかったのです。
この退屈は悪い合図ではありません。退屈が来るということは、スマホのない状態に体がまだ慣れていないという意味で、数日繰り返せば慣れます。私は10分ごろに一度スマホを思い出し、そこを越えれば残りの20分はむしろ楽でした。
準備物の多い遊びは、準備しているうちに終わります。家にあるものですぐ始められるものだけ表にしました。子どもに選ばせるのが原則で、表は子どもが選べないとき親が出すリストです。
| 年齢 | 準備なしで | 家にあるもので | 親のすること |
|---|---|---|---|
| 1〜2歳 | いないいないばあ、手でつかむ、まねっこ | 鍋とおたま、洗濯かご | 子どもの目の高さに顔を置く |
| 3〜4歳 | ごっこ遊び、かくれんぼ、体で動物まね | ブロック、布団で家づくり | 子どもが決めた役をそのままやる |
| 5〜6歳 | しりとり、宝探し、一緒に料理 | お絵かき、カードの神経衰弱 | ルールを子どもに決めさせる |
| 小学校低学年 | ボードゲーム、折り紙、散歩 | レゴ、簡単な実験 | 勝とうとしない |
| 小学校高学年以上 | 一緒に歩く、料理、運動 | パズル、カードゲーム | 教えずに、尋ねる |
表の最後の列が、私にはいちばん難しかった。子どもが決めた役をそのままやる、ルールを子どもに決めさせる。大人はついもっといい方法を教えたくなりますが、その瞬間、遊びは授業になり、子どもは興味を失います。
30分のうちスマホを思い出す瞬間は、だいたい二回です。遊びが繰り返しに入る10分ごろと、子どもがひとりで集中し始める20分ごろ。二回目が危ない。ひとりで上手に遊んでいるから、ちょっと見てもよさそうに思えるからです。
退屈を耐える練習は、子どもではなく親がするものです。そしてその練習は、一週間で目に見えて楽になります。
Sumbiで30分の潜水を始めてスマホを別の部屋に置けば、画面が消えているあいだ海女は潜っています。遊びの途中でスマホを取って他のアプリを開いているあいだだけ息つぎが減り、時間を満たせば海で生きものに出会えます。子どもが選んだ遊びの30分が、そのまま潜水の時間になるわけです。
30分の潜水を始める →「いまから30分、あなたの選んだのを一緒にやろう」と言って、タイマーを見える場所に置いてください。終わりがあれば親は耐えやすく、子どもはその時間をまるごと自分のものと感じます。タイマーが鳴ると子どもの方から「おわり」と言い、そのあとはひとりで上手に遊びます。30分の密度は、2時間そばにいることより大きかった。
夕食のあと、お風呂の前。うちはその時間です。毎日同じ時間なら子どもは待ち、親は準備できます。週末にまとめて2時間遊ぶより、平日毎日30分の方が子どもにはずっと大きい。子どもは時間の長さではなく、毎日来ることを覚えています。
残業の日、体調の悪い日はできません。その日を失敗として数えると、翌日の始まりが重くなります。ただ翌日、また30分。私は週に四、五回できればいい週だと考えることにしました。
毎晩の30分を始めて数か月になります。最初は私が時計を見ていましたが、いまは子どもが見ます。そしてその30分が終わると、子どもが私を放してくれます。十分もらったとわかっているのです。手放した日の一行。子どもの決めたルールで、30分遊んだ。
この記事は一般的な情報であり、医学的な助言ではありません。睡眠や日常生活への支障が続く場合は、専門家にご相談ください。