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通知ひとつが
集中をどれだけ壊すか

通知ひとつ見るのに3秒です。ところがその3秒のあと、自分が何をしていたのか探すのに数分掛かりました。この数分が一日に何回あるのか計算してみてから、通知を整理しました。計算が怖かったからです。

先に、短い答え

通知のコストは、見る3秒ではなく、そのあと元の仕事に戻るまでの時間です。オフィスの中断を観察した研究では、邪魔されたあと元の仕事に完全に戻るまで平均20分以上掛かる場合が報告され、別の実験では、通知を確認せず音だけ聞いても課題の成績が揺れました。一日50回の通知なら、その回復時間だけで数時間になります。対処は、通知を減らすことと、通知が届かない時間を決めること、の二つです。

机の上のノートに書きかけで止まった手と、その横で画面が点いたスマホ、ノートの上に波紋のように広がるインクのしみのイラスト
3秒ではなく、そのあとの時間です。

邪魔されたあと、戻るのにどれくらい掛かるか?

オフィスで働く人たちを観察した研究があります。ある研究チームは、働く人が邪魔をされると、元の仕事に完全に戻るまで平均20分以上掛かることが多いと報告しました。この数字は通知だけでなく、同僚の質問や電話といったすべての中断を合わせたもので、戻るあいだに別の仕事を二つ三つ経由する場合がよくありました。つまり通知ひとつがきっかり20分を奪うという意味ではありませんが、中断のコストは中断そのものよりずっと大きい、という方向は複数の研究で一致しています。

研究が見たもの結果の方向意味
オフィスの中断と復帰元の仕事に戻るまで数十分、途中で別の仕事を経由コストは中断のあとにある
確認しなかった通知音と振動だけで課題のミスが増える見なくても揺れる
通知を一日切った会社員気が散りにくく長くとどまる、代わりに見逃す不安切ればよく、不安は過ぎていく
頻繁に邪魔される人より速く働こうとし、ストレスが高い中断は速度ではなく負担を上げる

見なかった通知も、集中を壊すのか?

ある実験で、参加者に集中課題をやらせながらスマホに通知を送りました。確認しないよう指示し、参加者は確認しませんでした。ところが、通知の音や振動が来た参加者は、来なかった参加者よりミスが増えたのです。何の通知だろうと気にするだけで、注意が漏れ出ていました。マナーモードにしておくことと、通知そのものを切ることが違う理由です。

私は振動を切ってから、この違いを感じました。振動だけのときは、机の上のスマホが一度震えると、それが何か気になって結局見ました。振動を切ったら、気になることそのものがなくなりました。

一日で計算すると、どれくらいになるか?

正確な数字は誰にも分かりませんが、だいたいの感覚はつかめます。一日の通知が50個で、そのうち半分を確認し、確認のあと戻るのに平均5分掛かると控えめに見積もっても、二時間を超えます。実際には確認しなかった通知も少しずつ削るので、もっと大きい。通知ひとつは小さく、一日の通知は小さくありません。

この計算から抜けているものがひとつあります。回復時間のあいだにやった仕事の質です。戻るまでの数分間、私たちは仕事をしていないのではなく、浅くやっています。読んだ行を読み返し、書いた文を消し、どこまでやったか探します。その浅い仕事は時間割には仕事として記録されますが、残るものがありません。通知の本当のコストは、消えた時間ではなく、浅くなった時間です。

引用した研究は参考リストにありませんが、オフィスの中断と復帰時間に関する研究、未確認通知の実験、通知遮断の実験で検索すれば原文が見つかります。数字は原文を基準に確認してください。

通知が届かない時間をつくる

Sumbiの潜水は、通知を止めません。代わりに、決めた時間スマホを手放させて、画面を消しておけば通知が来ても失敗しません。掛かってきた電話は離脱と見なさないので、人からの連絡は受けられます。通知を減らすことと、通知が届かない時間を決めること、の二番目のほうです。

今日の夕方に一度潜る →

通知を扱う順番

アプリが送るものから切る

いいね、おすすめ、新着動画、セール。こうした通知は私のためではなく、アプリを開かせるためのものです。全部切っても、見逃すものはありません。設定の道すじは、設定とツール区画の通知整理の記事にあります。

振動も切る

マナーモードは音を消すだけです。振動が残っていると、スマホが震えるたびに気になります。人からの連絡は音で、残りは何の合図もなしに置くのが、実験結果に合った設定です。

通知が届かない時間を決める

通知をいくら減らしても、残るものはあります。だから一日に一、二時間は、スマホが別の部屋にある時間を決めます。集中が必要な仕事をその時間に入れれば、通知の問題の大部分が片づきます。

手放した日の一行。振動を切った初日、机の上のスマホを一度も見なかったことに、夜になって気づきました。スマホが静かだから、私が静かになったのです。

よくある質問

通知ひとつで、本当に20分が飛ぶのですか?
20分はオフィスのすべての中断を合わせて観察した研究の平均で、通知ひとつごとにきっかり20分という意味ではありません。ただし中断のコストは中断そのものよりずっと大きい、という方向は複数の研究で一致しています。
マナーモードにしておけば大丈夫ではないですか?
振動が残っていると、通知が来るたびに気になります。実験では確認しなかった通知もミスを増やしました。音と振動を両方切るのが基準です。
仕事のメッセンジャーの通知は、どうしますか?
業務時間には残しつつ、集中が必要な一、二時間はステータスを離席にして、スマホを別の部屋に置きます。同僚にその時間を先に知らせておけば足ります。
通知を切ると、見逃すものが多くないですか?
人が送った連絡と時間の約束だけ残せば、見逃すものはほとんどありません。アプリが送った通知は、あとで見ても大丈夫なものがほとんどです。
集中が切れたあと、早く戻る方法はありますか?
邪魔される前に何をしていたか一行書いておくと、戻りやすいです。中断が予想されるなら、いまの仕事の次の段階をメモして確認する習慣が、回復時間を縮めます。

この記事は一般的な情報であり、医学的な助言ではありません。睡眠や日常生活への支障が続く場合は、専門家にご相談ください。