ポモドーロを初めてやってみたとき、25分はうまくいったのに、5分が問題でした。休憩の5分にスマホを見たら、25分が過ぎていました。方法は合っているのに、スマホが挟まると崩れるんです。スマホをどこに置くかから、決め直しました。
ポモドーロをスマホと一緒に使うなら、25分のあいだスマホは別の部屋に、休憩の5分にはスマホを見ないことが基本です。5分にスマホを見ると、ショート動画やフィードは5分で終わってくれず次の25分が始まらないうえ、見た内容が頭に残って次の25分の集中が浅くなります。5分には立ち上がって水を飲むか窓の外を見て、スマホは四回の25分が終わった長い休憩で見ます。タイマーはスマホではなく、時計かキッチンタイマーでやります。
25分働いて5分休むのを一回と数え、四回やったら15分から30分の長い休憩をとる方法です。イタリアでトマト形のキッチンタイマーから始まったので、この名前です。核心は25分ではなく、始まりと終わりが決まっていることです。終わりが見えれば始めやすく、終われば止まるので疲れません。
この方法が生まれたころには、スマートフォンがありませんでした。だから、5分の休憩に何をするかというルールがゆるいのです。いまは、その5分がいちばん危ない場所になりました。
| 区間 | スマホの位置 | やること | やらないこと |
|---|---|---|---|
| 25分の作業 | 別の部屋、またはかばんの奥 | ひとつの仕事だけ | タイマー確認のためにスマホをつける |
| 5分の休憩 | そのまま別の部屋 | 立ち上がる、水、窓の外、ストレッチ | ショート動画、フィード、メッセンジャー |
| 長い休憩(15〜30分) | 持ってきてもいい | メッセージ確認、必要なこと | 休憩が終わる5分前には、また置く |
二つ起きます。ひとつ目、5分が5分で終わりません。ショート動画は5分に合わせて終わってくれず、フィードには終わりがありません。タイマーが鳴っても、もうひとつだけ、をやっているうちに25分になります。ふたつ目、次の25分が浅くなります。さっき見た動画やメッセージが頭に残っていて、机に戻ってもしばらくそのことを考えます。集中を扱う研究は、邪魔されたあと元の仕事に戻るのに時間が掛かると報告していて、5分の休憩にスマホを見ると、25分ごとにその回復時間を払うことになります。
私はこれを三回繰り返してから気づきました。5分にメッセージだけ確認しようと決めたのに毎回20分になり、戻ってからも10分は上の空でした。一日八回のポモドーロのうち、実際にできたのは二、三回でした。
5分にスマホを見ないと、思いがけない得がもうひとつあります。25分のあいだ考えていたことが、5分のあいだも続くのです。水を飲みながら、さっき詰まっていたところがほどける、ということが実際にあります。スマホを見るとその考えが切れ、見なければ、休んでいるあいだも頭が仕事をしてくれます。5分の休憩は、もともとこういう用途だったのでしょう。
5分にどうしてもスマホが必要なら、長い休憩に回します。四回ごとに来る長い休憩にまとめて見れば、一日に二、三回は見られます。
Sumbiで25分の潜水を決めれば、ポモドーロ一回と同じです。画面を消しておけば失敗せず、他のアプリを開いているあいだだけ息つぎが減ります。潜水を終えたら貝を開けて生きものに会うのですが、その数秒が5分の休憩の始まりになります。スマホの代わりに海を見る5分です。
はじめての10分潜水 →スマホでタイマーを掛けると、タイマーを見るためにスマホをつけることになり、つけたついでに他のものを見ます。数百円のキッチンタイマーか時計のほうがいい。タイマーアプリをどうしても使うなら、スマホを別の部屋に置いて音だけ聞こえるようにします。
25分は目安であって、ルールではありません。集中が続く人は50分に10分、始めるのが難しい人は15分に3分でもいい。私は夜にやる作業で疲れているので、20分に5分へ縮めました。長さより、始まりと終わりが決まっていることが核心です。
八回を全部埋めようとしないでください。三回ちゃんとできたら、その日は成立です。スマホなしの25分を三回やるほうが、スマホを見ながらの八回よりずっと多く残ります。
手放した日の一行。5分に立ち上がって水だけ飲んで戻った日、初めて四回を続けてできました。スマホは別の部屋で、何ごともなくそこにありました。
この記事は一般的な情報であり、医学的な助言ではありません。睡眠や日常生活への支障が続く場合は、専門家にご相談ください。