子どもに「ごはんのときはタブレットだめ」と言った日の夜、私が食卓でスマホを見ていました。子どもがそれを指さして、私は返す言葉がなかった。その日わかったのです。子どものルールではなく、家族のルールでなければいけないと。一緒に決めて一緒に守る方法を、段階で書きます。
長続きする家族ルールは、子どもだけでなく親にも同じように適用され、三つを超えず、子どもが文を自分の口で言ったものです。決める順序は五段階。いまの状態を見る、各自の不満を言う、ルールを三つ選ぶ、破った日の扱いを決める、ひと月後に見直す。ルールは罰ではなく約束なので、破った日は数えず、翌日また守ります。
子どもはルールを聞かずに、見ています。親が食卓でスマホを見ながら子どもにタブレットを禁止すると、子どもが学ぶのは「スマホは大人になれば好きに見られるもの」。ルールを破っているのではなく、ルールを間違って学んでいるのです。そして子どもだけが守るルールは、子どもにとって罰なので、守るほど不満がたまります。
逆に、親も一緒に守るルールは、子どもにとって家の文化になります。「うちはごはんのときスマホを見ない」は、子どもが破ったとき親が叱る話ではなく、子どもが親にも言える文になる。うちの子はいま、私が食卓にスマホを載せると「パパ、うちのルール」と言います。その一言が、どんな叱り方よりよく効きます。
一度に座って決めようとすると、親が決めて子どもが聞く場になります。五段階に分けて、子どもが話す段階を必ず入れてください。
| 段階 | すること | 核心 |
|---|---|---|
| 1. いまを見る | 一週間、各自いつスマホを見ているか、ただ観察 | 直さずに、見るだけ |
| 2. 不満を言う | 子どもも親も「こういうとき嫌だった」をひとつずつ | 子どもの不満を先に聞く |
| 3. 三つ選ぶ | 全員に適用されるルールを三つだけ | 文は子どもの口で言わせる |
| 4. 破った日を決める | 破ったらどうするか、先に合意 | 罰ではなく、取り戻す方法 |
| 5. ひと月後にまた | 守れたか、変えるところはないか | ルールも直せると見せる |
2段階で私は子どもに「ママやパパがスマホを見ていて、いつ嫌だった?」と聞きました。子どもは「本を読んでって言ったのに、ちょっと待ってのとき」と答えました。その「ちょっと待って」が、うちの最初のルールになりました。子どもが呼んだらスマホを置いて顔を見る。親用のルールです。
ルールは場所か時刻に掛かっていてこそ守られます。「ほどほどに」や「見すぎない」はルールではありません。そして、するなという文より、こうするという文の方が長く続きます。
三つで十分です。五つを超えると子どもも親も覚えられず、覚えていないルールは破ったこともわかりません。
Sumbiのバディは監視ではなく、一緒に潜る相棒です。夜9時にふたりで潜水を始めれば、時間を満たしたときお互いに知らせが届き、途中で浮上しても、また潜るという知らせが届きます。子どもに言ったルールを、親が先に守っていることをお互いが知っている方式です。
夫婦バディで始める →冷蔵庫でもリビングの壁でも、子どもの書いた字で貼っておいてください。子どもの字だからこそ子どものルールになります。親が破ったとき、子どもが壁を指させばいいので、言い合いが減ります。うちは子どもが絵で描きました。スマホの上にバツが描かれた食卓の絵です。
罰を決めると、ルールが処罰の道具になります。破ったら「いま置こう」で終わりにして、その夜に少し話す程度で十分です。親が破ったときも同じにしなければいけません。私は子どもの前で「ごめん、ルール」と言って引き出しへ入れます。子どもがそれを見ることが、ルールそのものより大きな教育でした。
ルールが守られないとき、子どものせいにする前に、ルールが現実に合っていないか見てください。うちは引き出しの時刻を8時にしていたのですが、夕方の予定が押す日が多くて9時に変えました。変える過程を子どもが見ると、ルールは命令ではなく約束だと学びます。
ルールを決めて半年ほどになります。完璧に守られる家ではありません。ただ、子どもがルールを口にできて、親が破れば謝る家になりました。手放した日の一行。子どもが「うちのルール」と言い、私は引き出しを開けた。
この記事は一般的な情報であり、医学的な助言ではありません。睡眠や日常生活への支障が続く場合は、専門家にご相談ください。