うちの子はまだ小さいのですが、中学生の甥がごはんを食べながらショート動画をめくるのを見て、姉がスマホを取り上げ、大げんかになったのをそばで見ました。取り上げた日の夜、甥はタブレットで見ていました。禁止がなぜ効かないのか、代わりに何が効いたのか。そばで見たことと研究を一緒に書きます。
ティーンにとって禁止は、使用を減らすより、隠す方法を増やす方向に働くことが多いのです。この年齢は自律性がいちばん大事な時期で、親の決めたルールより、自分の口で言ったルールをずっとよく守ります。親にできるのは時間を決めてやることではなく、子どもが自分の時間を自分で見るようになる質問をすること、そして親が先に自分のスマホを手放すことです。
ティーンの時期は、親から離れて自分の決定をしようとする時期です。これは問題ではなく、発達の課題です。この時期に親が一方的に禁止すると、子どもは禁止されたものそのものより、決定権を奪われたことに反応します。だからスマホを取り上げればタブレットへ、タブレットを取り上げれば友だちのスマホへ行く。使用はそのままで、親の知らない使用だけが増えます。
甥の家がそうでした。スマホを取り上げた2週間、甥は学校と塾で友だちのスマホで見て、家では隠しておいた古いスマホで見ていました。姉は減ったと思い、甥は減っていなかった。ふたりのあいだに残ったのは時間ではなく、嘘でした。禁止のいちばん大きな代償は、使用時間ではなく対話だったのです。
ティーンの研究は、大人より慎重でなければいけません。この年齢の脳と行動はもともと速く変わる途中なので、ショート動画のせいなのか年齢のせいなのか、分けるのが特に難しいのです。
つまり、親が根拠を持って話せるのは眠りです。「ショート動画は脳を壊す」という言葉は、子どもが検索一回で反論でき、その瞬間、親の言葉全体が信頼を失います。「明け方まで見ると眠りが減って、翌日がつらくなる」は、子ども自身もすでに体で知っている事実です。
「どれくらい見てるの」で始めると、尋問になります。子どもが自分の使用を自分で見るようになる質問が必要です。そばで見たなかで、効いた質問と効かなかった言葉を表にしました。
| 効かなかった言葉 | 効いた質問 | 理由 |
|---|---|---|
| 一日何時間見てるの | 最近いちばんよく流れてくるのって何? | 監視ではなく関心に聞こえる |
| そんなの見てると頭が悪くなる | 見終わったあと、気分はどう? | 子ども自身に答えを探させる |
| いますぐ消しなさい | 何時に消す?あなたが決めて | 決定権を子どもに渡す |
| 友だちもそんなに見てるの | 見てないと、友だちのあいだで何が困る? | 本当の理由が聞ける |
効いた質問の共通点は、答えが決まっていないことです。正解を決めてから聞く質問を、ティーンは真っ先に見抜きます。
Sumbiのバディは一緒に潜る相棒で、監視する人ではありません。親ふたりがお互いのバディになって夕方にスマホを手放せば、子どもはルールを聞く前に、親が先に手放す姿を見ることになります。失敗したときも、息を整えてまた潜るという知らせが届くので、完璧でなくても続けている姿まで見せられます。
親が先に潜水する →昼の使用は子どもに任せて、夜、スマホが部屋に入らないことひとつだけ決めてください。根拠がいちばんはっきりしていて、子どもも翌日つらいのをすでに知っているので、受け入れやすい。甥の家は夜11時にスマホをリビングへ置くことひとつだけ残して、あとのルールを全部なくしたのですが、そのひとつが、2週間の取り上げより長く続きました。
「何時に消す?」に子どもが12時と答えたら、12時にしてください。親の考えより遅くても。自分で言った時刻は守ろうとし、守っているうちに自分で早めます。親が11時に削った瞬間、子どものルールは親のルールになり、親のルールは破ってもいいものになります。
ティーンは親の矛盾を誰より早く見ます。親がソファでショート動画をめくりながら子どもに減らせと言えば、その言葉には何の力もありません。姉が夜9時以降スマホを引き出しへ入れ始めてから、甥が「お母さんもやってるんだ」と言い、その翌週、自分の時刻を口にしました。
私の子がその年齢になるのはまだ先ですが、そのとき取り上げずに隣へ座れる親でいたい。そのためには、いまから私のスマホが引き出しへ入る姿を見せておかなければいけないと、甥を見て学びました。手放した日の一行。取り上げる代わりに尋ね、子どもが答えた。
この記事は一般的な情報であり、医学的な助言ではありません。睡眠や日常生活への支障が続く場合は、専門家にご相談ください。