私はデジタルデトックスに四回失敗しました。三回は三日以内に、一回は初日に。五回目がまだ続いているのですが、五回目に変えたのは意志ではなく、始める大きさでした。
デジタルデトックスが失敗する理由はたいてい、大きく始めすぎること、一度の失敗を終わりと見なすこと、ひとりでやることです。一日じゅう断つと決めれば三日を越えられず、一度見た日を失敗と数えればその日でやめてしまい、誰も知らなければ、やめても何も起きません。逆にすればいい。10分から始め、失敗した日は記録だけ残して翌日また始め、ひとりの人に言っておきます。失敗の回数ではなく、やり直した回数を数えるのです。
第一に、大きく始めます。週末まるごとスマホなし、夕方じゅうスマホなし。大きな目標は初日は気分がよく、三日目に崩れます。始まりが大きいほど、失敗も早く来る。第二に、失敗を終わりと見なします。一日見たからだめになったと考え、だめになったからそのまま見る。第三に、ひとりでやります。誰も知らなければやめても何も起きず、何も起きなければやめてしまうのです。
| 失敗するやり方 | なぜ失敗するか | 逆にすれば |
|---|---|---|
| 一日じゅう、週末まるごと | 三日目の退屈で崩れる | 10分、夕方の一区間だけ |
| 全部いっぺんに断つ | ひとつ崩れると全部崩れる | いちばん強いものひとつだけ |
| 一度失敗したら終わり | 失敗が諦めの理由になる | 失敗した日は記録だけ、翌日また |
| ひとりでやる | やめても何も起きない | ひとりに言っておく |
| 使用時間を目標にする | 数字を見るためにスマホをつける | 手放す時間を目標にする |
10分は、失敗しにくい大きさです。失敗しにくければ成功が積もり、成功が積もれば延ばせます。逆に2時間は失敗しやすい大きさなので失敗が積もり、失敗が積もればやめてしまう。最初の週は10分、二週目は20分、三週目は30分。延ばす速さが遅く見えても、ひと月で1時間になります。2時間で始めて三日でやめたより、ずっと遠くまで来ているのです。
私は四回目まで、夕方じゅうで始めました。五回目に、9時から9時10分までに縮めました。笑ってしまうほど小さかったのに、それが初めて一週間を越えた試みでした。
失敗した日の夜に、してはいけないことがひとつあります。自分を責めること。責めれば気分が沈み、沈んだ気分はスマホへつながります。代わりに一行だけ書きます。今日は見た、理由は疲れ。そして翌日、同じ時間に同じ10分をまたやります。失敗した日の続きではなく、毎日が初日であるかのように。
数え方も変えます。何日連続で成功したかを数えると、一度の失敗が全部を消します。代わりに、やり直した回数を数えるのです。失敗の翌日にまたやったことが十回あれば、それが十回の力です。
失敗を記録すると、もうひとつ見えてきます。失敗した日の理由が、毎回似ていることです。私は、疲れた日と帰りが遅い日でした。その二つの日は10分も難しいと認めて、そういう日は5分に減らすルールを別に置きました。失敗の理由がわかると、失敗が減るのではなく、失敗しそうな日が先にわかるようになります。
失敗が週に三、四回を超えて繰り返されるなら、始める大きさがまだ大きいのです。もっと減らせばいい。5分でも大丈夫です。
Sumbiでバディを決めると、潜水に成功したときだけでなく、息が切れて浮上したときも、その人へ知らせが届きます。失敗を隠さず知らせる仕組みなので、翌日また潜りに行くのが楽になります。潜水は10分から始められて、浮上の記録は罰ではなく、ただの記録として残ります。
バディと潜る →時間は10分、対象はいちばん強いものひとつ、そしてひとりの人に言います。私は寝る前のショート動画ひとつで、言った相手は一緒に暮らす人でした。大きな応援ではなく、ただ知っていることで十分です。
失敗した日は一行書きます。理由まで。一週間後に見ると、理由がひとつふたつに集まります。その理由を扱うのが、三週目の仕事です。
一週間の失敗が二回以下なら、10分延ばします。三回以上ならそのまま。延ばす基準を先に決めておくと、焦りが減ります。
手放した日の一行。五回目の試みの失敗の記録は、まだ続いています。明け方に目が覚めたら画面がついていた日から始めたのですが、失敗した日は成功した日より、いまも多い。それでも、やり直した回数は数えています。
この記事は一般的な情報であり、医学的な助言ではありません。睡眠や日常生活への支障が続く場合は、専門家にご相談ください。