私がスマホを減らそうと初めて思ったのは、心ではなく首のせいでした。朝起きると後ろ首がこわばっていて、夕方には目がしょぼしょぼしました。体が先に知らせてくれていたのに、私は長いこと知らないふりをしていたのです。
スマホを長く見ると、首、手、目の三か所に先に合図が来ます。頭を下げるほど首の受ける重さが増えて後ろ首と肩がこわばり、親指で画面を送って手首を曲げて持てば親指のつけ根と手首が痛み、画面を見るときはまばたきが減って目が乾きます。対処は、スマホを目の高さへ上げる、20分ごとに遠くを見る、親指の代わりに人さし指を使うといった単純なもので、痛みが腕や指へ広がったり、視界のかすみが戻らないなら、病院で確認が必要です。
頭は4〜5kgほどありますが、下を向くほど首が受ける重さは、それよりずっと大きくなります。姿勢を扱う研究では、頭を15度下げると首に掛かる負担が倍以上に、45度以上下げると数倍に増えると説明されます。スマホを見るとき、頭はたいてい45度以上下がっています。一日数時間その姿勢なら、後ろ首と肩がこわばり、長く続けば、首の自然なカーブが伸びるストレートネックへ向かいます。
| 部位 | 合図 | 原因 | すぐすること |
|---|---|---|---|
| 首と肩 | 朝のこわばり、後ろ首の痛み、頭痛 | 下を向いた姿勢が長い | スマホを目の高さへ、20分ごとに頭を後ろへ |
| 親指と手首 | 親指のつけ根の痛み、手首のしびれ | 片手で持って親指で送る | 両手で持ち、人さし指で送る |
| 目 | 乾き、充血、夕方のかすみ | まばたきが半分以下に減る | 20分ごとに20秒、遠くを見る |
| 眠り | 寝つきにくい | 寝る前の画面と覚醒 | 寝る前30分、スマホなしで |
手は二か所が痛みます。片手でスマホを持って親指で画面を送ると、親指のつけ根の腱に負担が掛かり、手首を曲げてスマホを支えると、手首の内側の神経が押されます。親指のつけ根が痛んだり手首がしびれるなら、まずこの姿勢を疑えばいい。私は右手の親指のつけ根が痛くて病院へ行き、そこでスマホの話を聞きました。
目は、まばたきが問題です。人はふだん1分に十数回まばたきしますが、画面を見るときは半分以下に減ります。まばたきしなければ目の表面が乾き、夕方にはしょぼつき、かすみます。近い画面を長く見ると、ピントを合わせる筋肉も疲れます。
姿勢を変えて数日休んでも良くならないなら、確認が必要です。首の痛みが腕や指まで下りてきたりしびれるなら整形外科、親指のつけ根の痛みが物をつかみにくいほどなら整形外科、目のかすみが休んでも戻らなかったり痛みがあるなら眼科です。この記事の対処は軽い合図に当たるもので、診断は病院の仕事です。
体の合図には順序があります。目がいちばん先に来て、その次が首、その次が手です。目はその日の夕方にしょぼつくのですぐ感じられ、首は数週間積もって朝に気づき、手は数か月後に来ます。目のしょぼつく日が多いなら、首と手が来る前に、時間を減らすときです。
Sumbiの潜水は、スマホを手放す時間を決める方式なので、その時間のぶん、首と手と目が休みます。画面を消しておけば失敗しないので、潜水中にストレッチをしたり、遠くを見てもいい。寝る前の30分で、翌朝の後ろ首が変わります。
寝る前の30分潜水 →頭を下げるのではなく、スマホを上げます。目の高さまで持ち上げると腕が疲れるので、反対の手でひじを支えて持てば長く保てます。ベッドに寝転んで見るのがいちばん悪い姿勢なので、その時間を先に減らすのが効果的です。
20分ごとに20秒、6mほど遠くを見ます。目の分野で広くすすめられている方法です。そのとき頭を後ろへ反らして肩を回せば、首も一緒に休みます。20分ごとに止まること自体が、使用時間を減らしもします。
姿勢をいくら直しても、一日5時間なら体はつらい。結局は時間です。私は首のせいで始めたのですが、夜9時以降に引き出しへ入れる練習を数週間したら、朝の後ろ首が先に変わりました。心より体が先に、答えをくれたのです。
手放した日の一行。引き出しに入れ始めて3週間ほど経ったころ、朝、首がこわばっていませんでした。その日は理由がわからず、数日経ってやっと、スマホのせいだったと知りました。
この記事は一般的な情報であり、医学的な助言ではありません。睡眠や日常生活への支障が続く場合は、専門家にご相談ください。